稲作を例に考えてみると 4
もとより、私たちは世界の平和状態が永遠に続くことを願っています。
かつての戦争の悲惨さを繰り返さない平和な国家を作ろうと努力しています。
最近の原子力兵器は、もう一度戦争がおこった場合にはお互いの自滅を約束しています。
したがって、永遠に平和であろうと世界二大強国をはじめ各国も努力し、あらゆる人が強く望んでいるのです。
しかし、人類文明6千年の歴史を見る時、凄惨な戦いの明け暮れが人類史を血なまぐさく彩っています。
そのような不幸な、しかし冷厳な事実もおおいかくすことはできません。
また、私たち島国に住む日本人は、たとえ戦争でなくても何かの事情で海外からのあらゆる食糧資源が停止あるいは半減、3分の1になった時に、どのようにして、限られた自前の食糧資源で生きのびてゆくかという問から逃がれる訳にはいかないでしょう。
このように見ていくときに、地球的規模での人口の増加と世界の食糧資源・潜在生産力とのかかわりあいを踏まえて、将来計画をたてなければなりません。
同時に、当分それぞれの国家体制としての経済・産業や生産・消費が続けられる限り、日本が独立国として存続していくためには・・・
政府も地方公共団体も、さらに企業やすべての市民も含めて、私たちが限られたこの国土でまちがいなく生きのびるための最低限の食糧自給能力を維持するため、長期的視野からの努力がはらわれなければならないのではないでしょうか。