最近気になるアメリカンドラマ事情 その5

60年代後半のニューシネマの登場などがひとつのきっかけとなって、よりリアルな画面作り、すなわちロケがどんどん行われるようになってきた。

今では、すべてをハリウッドで撮影するのではなく、世界各地へとロケに行くのが当たり前になっている。

TVも「裸の街」や「ルート66」などの一部の作品を除いて、70年頃まではオール・現地ロケによる番組作りなどほとんど行われなかった。

それが「ハワイ5-0」や「刑事コジャック」などによって(もちろん映画界の流れにも影響されて)、TVも現地ロケを多用するようになってきた。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その4

50~60年代から最新の曲まで、ヒット・チャートを駆け上った曲が次々にTVドラマに使われ始めた。

アクション・ドラマのほとんどがミュージックビデオのような画面作りを始めたのである。

そして、オール・現地ロケとカメラ・ワークに大きな変革が訪れた。

映画も60年代後半頃までは、ハリウッドの撮影所内でその大半が撮影され、ロケはスクリーン・プロセスによる背景に使われるぐらいだった(もちろん、例外はある)。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その3

そのため、フィル・コリンズ、リトル・リチャード、ジェームス・ブラウン、テッド・ニュージェント、ザ・ファット・ボーイズ、シーナ・イーストン(彼女は後半のレギュラー)など多くのシンガーたちがゲスト出演し、これもまた話題を呼ぶことになった。

こうして、最新のヒット曲を流し、これでもかというぐらいにスタイリッシュな映像を作り上げた「マイアミ・バイス」は、その後多くの亜流番組を誕生させることになったのである。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その2

凝ったカメラ・ワーク、短いカットを繋いだ編集、そしてピンナップ写真のような色彩と構図、早い話が上辺のカッコ良さだけを狙った画作りと言ってしまえばそれまでだが、このスタイリッシュなタッチは作品にピタリとはまり、「マイアミ・バイス」を新しいスタイルを持った作品として完成させたのである。

今では「マイアミ・バイス」のことを刑事アクションと呼ぶ一方で、スタイリッシュなMTVシリーズとも呼んでいるぐらいである。

最近気になるアメリカンドラマ事情 その1

アメリカ出身のドアーズ。
トップチャートの楽曲が数多く使われているアメリカンドラマ


マイアミの街をカメラが自在に走り抜けた「マイアミ・バイス」は多くの非難を浴び、銃撃シーンや麻薬のシーンなどいつくかのシーンは反省すべきこともあった作品だった。

しかし、刑事ドラマに大きな足跡を残し、それ以後のTVドラマの作り方に大きな影響を与えるという功績も残している。
その時のヒット曲をバンバン流し、曲に合わせてミュージック・クリップのような画面作りをしたことは、
特に大きな反響を呼んだ。

Riders on the Storm

バンド名使用の禁止令が出て、「21世紀のドアーズ」は「ライダーズ・オン・ザ・ストーム(Riders on the Storm)」に改名します。

このバンド名は1971年に出し、好評だったアルバム「L.A. Woman」に収録されていた曲のタイトル。

また、皮肉にも新生ドアーズに参加していなかったジョン・デンスモアの自伝のタイトルでもあります。

新生ドアーズにヴォーカリストとして参加したイアン・アシュベリーは、旧友ビリー・ダフィーとカルトの再結成を企画しました。

現在カルトはツアーも行い、本格的に活動を再開しています。

今後、ライダーズ・オン・ザ・ストームはどんな展開を見せてくれるのか楽しみですね!


ちなみに2007年はバンド結成40周年でした。

それを記念したアルバム「ザ・ヴェリー・ベスト・オヴ・ザ・ドアーズ The Very Best Of The Doors」がリリースされましたね。

Doors-best.jpg

この作品の限定版には、1968年のヨーロッパツアーの映像がDVDとして収録されています!

これはかなり良い特典です^^

裁判沙汰

続きです。

ドラマーのデンスモアは、実際には再結成に参加要請が成されなかったと主張します。

そして2003年に、デンスモアはマンザレクとクリーガーに対して「ドアーズ」の名称使用差し止めの裁判を起こしました。

5月にその訴えは退けられましたが、マンザレクはデンスモアのバンド参加への招待を公に繰り返します。

デンスモアのバンド名使用差し止めの訴えにはその後、モリソンの遺族とパメラ・カースンの遺族が加わりました。

その2年後、ロサンゼルス上級地裁はバンド名使用差し止めの決定を下しました。

21世紀のドアーズ

2002年には、マンザレクとクリーガーが「21世紀のドアーズ The Doors 21st Century」として活動を始めました。

モリスンの代わりのヴォーカリストとして、イギリスのバンド、カルトのイアン・アシュベリーを加え、ベーシストにはクリーガーのバンドでベースを担当したアンジェロ・バルベラが参加しました。

彼らの最初のコンサートでは、ドラマーのデンスモアが参加しないと発表されました。その理由は、後にデンスモアは耳鳴りに苦しんでいて演奏することができなかったためだとされています。

その時デンスモアの代わりに元ポリスのスチュワート・コープランドが加わりました。
コープランドは数回のステージの後にバンドを離れ、クリーガーのバンドのドラマー、タイ・デニスが後任となります。

この時期のライブはDVDとして発売されており、イアン・アシュベリーが歌う「21世紀のドアーズ The Doors 21st Century」は、賛否両論ありました・・・。

映画『ドアーズ』

1991年には、オリバー・ストーン監督によって映画化されました。タイトルはそのまま、『ドアーズ』(原題:The Doors)。

door_movie.jpg

この映画では、モリスンを演じたヴァル・キルマーの演技が評判となりましたね。

でもこの映画は事実と異なる描写が多かったようです。

またメンバーは、ストーンがモリスン像を「自制の効かない精神病患者」のように描いたことに対し不快感を表しました。

バンド解散

ドアーズの残りのメンバーは活動を続けます。

新しいヴォーカリストの採用も考えましたが、結局クリーガーとマンザレクがヴォーカルを担当して

『アザー・ヴォイセズ』と『フル・サークル』、2枚のアルバムを発表します。


doors.jpg

(↑これは2007年に出たベストアルバム)

しかし、その2枚のアルバムは全く売れなかったそう・・・。

やはりモリスン抜きではドアーズではない、と証明する形になってしましました。

そして『フル・サークル』発表後、バンドはついに解散してしまいます。

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